「メーガン妃は英王室に核爆弾並みのスキャンダルを投下した」──英名物司会者
Piers Morgan Op-Ed Claims Meghan Markle Sent 'Racially Charged U.S. Into a Tailspin'
「2人がインタビューで、いくら女王を支えると嘘を言ったところで、称号を与えるかどうかを決めるのは女王だ。したがって2人は、ヘンリー王子の祖母でイギリスの国家元首である女王のことを人種差別主義者だと非難したも同然だ」と、モーガンは書いた。
「種問題で大揺れのアメリカで怒りの炎に油を注いだメーガンの話は、おそらくイギリス王室に最大の損害を与えるために計画された嘘だったのだ」
「これは不名誉な裏切り行為だ。ケンブリッジ公爵夫人(キャサリン妃)に泣かされたというメーガンの攻撃(キャサリン妃は公の場で義理の妹について悪口を言ったことがない)、父親のチャールズ皇太子が金銭的な援助と警護の提供を打ち切ってしまったというヘンリー王子の泣き言、そして2人が巨額の商業的利益のために利用しようとした王室という制度に対する激しい攻撃もそうだ」
「マークル女史のような野心満々のハリウッド女優であれば、そういう不誠実で身勝手な、王室を破壊するような発言もありうると思っていた」とモーガンは言い、「だが、ヘンリー王子の発言は予想外だった」と付け加えた。
メーガン発言否定の根拠
モーガンは、自殺の思念があって王室の職員に助けを求めたが、医師の治療を受けることはできないと言われたというメーガンの主張に再び疑問を呈した。
オプラのインタビューで、メーガンは、アーチーを妊娠している間、タブロイド紙に執拗につけまわされたことから、自傷行為と自殺を考えていたことを明らかにした。
「王室の職員に、自殺願望を抱いているから、と必死に助けを求めたが、王室の体面を傷つける恐れがあるため拒否されたというメーガン・マークルの話を信じるべきなのか?」
「メーガンが自殺を考えていたというなら、ヘンリーはなぜ急いで必要な助けを得ようとしなかったのか?」
モーガンは、自身が司会者を務めていた英テレビ局ITVの朝の番組「グッドモーニング・ブリテン」で、自殺を考えたというメーガンの主張に対し「私は彼女の発言を一言たりとも信じない」と断言し、番組の放送中にスタジオから退出。その後、番組を降板した。
モーガンの発言に対して4万1000件を超える苦情が殺到し、ITVはモーガンに番組で謝罪するよう求めたが、彼は拒否した。
今回のコラムのなかでモーガンは、自分が言いたかったのは、王室の上級メンバーがメーガン妃に「家族にとって体裁が悪い」から、彼女は助けを得ることができないと言ったという話は「信じられない」ということで、ITVの幹部にはそれを説明したと語った。