「メーガン妃は英王室に核爆弾並みのスキャンダルを投下した」──英名物司会者
Piers Morgan Op-Ed Claims Meghan Markle Sent 'Racially Charged U.S. Into a Tailspin'
名物司会者はメーガン妃を「腹黒い」「野心満々の」女優と呼んだ Paul Edwards/REUTERS
<インタビュー番組のメーガン妃の発言を酷評して番組を降板した司会者が、人種差別にとりわけ敏感な時期のアメリカのテレビ番組に出演したのは王室を陥れるためだったと主張>
CBSのオプラ・ウィンフリーの番組で英王室を非難する暴露話を披露したメーガン妃を酷評した英テレビ司会者ピアーズ・モーガンが、大衆紙のコラム記事で、再びメーガン妃を批判した。「人種差別問題で荒れるアメリカで、怒りの炎に油を注いだ」と述べた。
モーガンが寄稿したのは、イギリスの大衆紙メール・オン・サンデー。7000語に及ぶ論評で、モーガンは、ヘンリー王子とメーガン妃のインタビューが放映された後の日々を語った。モーガンはこのインタビューの発言がきっかけで、自分の番組から降板した。メール・オン・サンデーの親会社もプライバシー侵害でメーガン妃に訴えられ、敗訴している。
モーガンは、メーガンを「腹黒い」「野心満々の」女優と非難し、息子のアーチーが肌の色のために王子の称号を与えられなかったという彼女の主張は「人騒がせな憶測」だと一蹴した。
彼はまた、イギリスの報道機関からひどく批判されてきたのは、メーガン妃よりも故ダイアナ元妃を含む王室メンバーのほうだと書いた。
メーガン妃を批判したことでモーガン自身も激しく批判され、家族とともに殺害の脅迫を受けたことも明かした。
人種差別は本当か?
「サセックス公爵夫人(メーガン)は王室のど真ん中に核爆弾並みのスキャンダル爆弾を投下した」と、モーガンは書いた。
「夫妻の息子アーチーに対して王室が人種差別的な扱いをしたという衝撃的な主張と、メーガンが自殺を考え、治療を受けたいと頼んだときに、王室の名を傷つけるからという理由で王室の職員が拒否したという申し立ては、あまりにも煽情的で、イギリスの君主制に取り返しのつかない損害を与える可能性がある」
「だがそれは本当のことだったのか? インタビューが続くにつれ、私は信じられなくなった」
モーガンは、ハリー王子とメーガンの長子であるアーチーが、有色人種の血を引いているがゆえに王子の称号を与えられなかった可能性があるという話を「まったくのナンセンス」と表現した。
メーガンはオプラに、王室の誰かが生まれてくる子供の肌の色について「懸念」を表明したと語った。「同じ頃、息子には警備を提供できない、王子の称号も与えられない、と告げられ、さらに生まれた子供の肌の色の濃さを懸念する会話があった」とも語った。
だが、もともとアーチーの立場の者には自動的に王子の称号が与えられるわけではない、とモーガンは指摘する。エリザベス女王のひ孫であっても、ウィリアム王子の子供たちのように、王位継承者の直系の子孫でないかぎり、王子の称号は与えられない。