最新記事
人種差別米国:アジア系へのヘイトクライム、どのくらい増えているのか?
CHRISTOPHER ALUKA BERRY-REUTERS
3月16日、アメリカのアジア系コミュニティーに衝撃が走る事件が発生した。
ジョージア州アトランタの3店舗のマッサージ店が白人男性によって銃撃され、犠牲者8人のうち6人がアジア系女性だったことから、アジア系を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)との見方が浮上。
その後の警察の取り調べで容疑者は人種に基づく動機を否定したが、このところアメリカではアジア系を狙った犯罪が急増しており、バイデン米大統領も事件前の11日の演説でアジア系に対するヘイトクライムを非難していた。
犯罪増加の背景として、新型コロナウイルスを持ち込んだのが中国人であるとの偏見が広がっていると指摘されている。
6人
──ジョージア州の銃撃事件で亡くなったアジア系女性
2.49倍
──2020年に起きたアジア系へのヘイトクライムの前年比
3795件
──2020年3月〜2021年2月に起きたアジア系へのヘイトクライム
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら