初の米中直接対話に「雪解け」を期待する中国
China Wants U.S. Ties 'Back to Right Track' in First Meeting Under Biden
プライスは中国と同意できるテーマもあればできないテーマもあるだろうと語る一方で、最優先されるのはアメリカにとっての利害だと強調した。
「(米中の対話は)純粋に敵対的でなければならないとか、対立が根深い問題に純粋に立脚しなければならないということではない」と彼は述べた。「協力の可能性のある分野を話題にする機会もあるだろうと思う。ただしそれは我々の国益に合えば、の話だ」
趙は12日の会見で、新疆問題や香港問題に関する中国の立場は「一貫しており明確」だと述べた。また彼は、新疆ウイグル自治区への門戸は「常に開いて」いると述べ、外国の専門家や政府関係者の訪問を歓迎する姿勢を示した。現地を見れば「反中勢力がでっち上げたすべての嘘と情報工作は崩れ去るだろう」というのだ。
中国が香港に対する支配を強めている問題について、アメリカ政府は香港返還の際に結ばれた英中共同宣言に違反していると考えている。だが趙は「純粋に中国の国内に属する問題であり、いかなる外国にも介入する権利はない」と述べた。
そんな中国に対し、少なからぬ国々が支持を表明しているのも事実だ。キューバは12日、64カ国を代表して新疆問題で中国政府を支持する声明を出した。香港問題ではベラルーシが、約70カ国を代表して同様の声明を出している。
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