馬の感染症が急速に世界に広がり警戒強まる 欧州イベントすべてキャンセルに
2021年3月12日(金)16時25分
アメリカの複数の州、ルクセンブルク、ベルギー、フランスに感染
この状況を受け、各国では感染防止ガイドラインを徹底させるなどの対応を取ったが、感染はまだ収まる様子がない。というのも、少なくとも3月11日の時点で、アメリカの複数の州、ルクセンブルク、ベルギー、フランスで、新たに感染が確認されているのだ。
またバレンシア会場の流行が原因とみられる死亡例もこの一週間でさらに増え、合計で12頭を数える(ホース&ハウンド誌)。アメリカの報告には、感染馬の流産のケースも含まれる。また、ペンシルバニア州で安楽死させられた感染馬は、国際移動には関わっていないケースとされていて、感染ルートが気になるところだ。
現在まだ138頭の馬がバレンシアで隔離中、あるいは治療中だ。潜伏期間が長いことや、感染症状が出ていてもPCR検査では陰性と出る例があることを考えると、3月28日までに落ち着くとは考えにくい。FEI事務局長イバニエス氏は、3月頭に「今回のEHV-1流行は、おそらく過去何十年の中で、ヨーロッパでは最も深刻なもの」という認識を示していた。今後の世界各地での感染の広がりに要警戒だ。
ドイツでも警戒感が強まっている...... buten un binnen
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