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交通スエズ運河座礁コンテナ船の離礁に成功、航行再開 それでも渋滞解消に3日半も
エジプトのスエズ運河庁(SCA)は29日、座礁し航路を塞いでいた大型コンテナ船「エバーギブン」の離礁作業が成功したとし、運河の航行が再開したと発表した。写真は離礁作業成功後のエバーギブン。29日、カイロで撮影(2021年 ロイター/Suez Canal Authority/Handout via REUTERS)
[イスマイリヤ(エジプト) 29日 ロイター] - エジプトのスエズ運河庁は29日、先週23日に座礁し、約1週間にわたり航路を塞いでいた大型コンテナ船「エバーギブン」の離礁作業が成功したとし、運河の航行再開を発表した。
その後、海運筋は複数の船舶の通航を確認。運河サービスを提供するレス・エージェンシーズは43隻が運行を再開したと表明した。
運河庁のラビア長官は、30日早朝までに113隻が通航する見込みとした上で、422隻が通航に向け待機しており、渋滞の解消には3日もしくは3日半かかる可能性があるという見通しを示した。
離礁作業に携わったボスカリス社は、船を移動させるために3万立方メートル相当の砂を除去したほか、大型タグボート2隻などが船をけん引したと明らかにした。
世界の海上輸送の要衝であるスエズ運河の運航が正常化に向かう見通しとなったことで、原油先物相場は一時1%下落した。
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