クーデターの裏に少数民族蔑視 ミャンマーが抱える二重の分断
Myanmar’s Great Divide
少数民族の多くが、2015年と20年の選挙でアウンサンスーチーとNLDに投票したのは事実だ。彼女は今でもベストな選択肢と考えられている。しかしNLDと軍が中央国家の支配をめぐって争う一方、多くの少数民族が中央国家に対する闘争を続けている事実も忘れてはいけない。
軍事政権の復活は周縁部の少数民族にとっても無関係ではなく、好ましいことではない。しかし民主派と軍部の争いの陰で、もっと困難な闘いが続いている事実にも目を向けてほしい。
From thediplomat.com
<本誌2021年2月16日号掲載>
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