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コロナ変異種英アストラゼネカのコロナワクチン、南ア変異株への効果限定的 対応版の開発へ
英製薬大手アストラゼネカは6日、英オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、初期臨床試験の結果、南アフリカ変異株に感染した軽症者に対する効果は限定的だったと発表した。 写真は英ハンプシャーの消防署で行われた同ワクチンの接種。今年2月4日に撮影。(2021年 ロイター/Peter Cziborra)
英製薬大手アストラゼネカは6日、英オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、初期臨床試験の結果、南アフリカ変異株に感染した軽症者に対する効果は限定的だったと発表した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は6日、南アフリカのウィットウォーターズランド大学とオックスフォード大学が行った調査では、同ワクチンの南ア変異株への効果は極めて低かったと報じていた。
アストラゼネカの広報担当者は同紙の報道に対し「小規模な第1・2相臨床試験では、軽症者への効果は限定的だった」と述べた。ただ「治験は主に健康な若年層を対象に行ったため、重症患者や入院患者への効果は正確には確認できていない」という。
FT紙によると、臨床試験の治験者2026人はいずれも入院しておらず、死者もいなかった。
また同広報担当者によると、南ア変異株に対応したワクチン開発をすでに開始しており、秋には対応したワクチンが出荷できる見通しという。
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