最新記事
感染症鳥インフルエンザH5N8型、初のヒト感染 ロシアがWHOに報告
ロシア連邦消費者庁のポポワ長官は20日、高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」の鳥からヒトへの感染が国内で確認され、世界保健機関(WHO)に報告したと明らかにした。Denis Sinyakov - REUTERS
ロシア連邦消費者庁のポポワ長官は20日、高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」の鳥からヒトへの感染が国内で確認され、世界保健機関(WHO)に報告したと明らかにした。
H5N8型はここ数カ月の間にロシア、欧州、中国、中東、北アフリカで家禽(かきん)から検出されているが、ヒトへの感染は初めてとみられる。
ポポワ長官は国営テレビ「ロシア24」に対し、鳥からヒトへの感染について「結果が明確になり、数日前」にWHOに報告したと語った。ヒトからヒトへの感染は確認されていないという。
長官によると、ロシア南部の養鶏場で昨年12月に感染が発生した際、従業員7人からウイルスが検出された。感染した7人の体調は現在、良好で、これ以上の感染の広がりはないという。
WHOの欧州部門は電子メールで、ロシアからH5N8型のヒトへの感染について報告を受けたとし、確認されれば、同型初のヒトへの感染になるとの認識を示した。
また「暫定的な情報からは鳥の一群にさらされた従業員の感染とみられる。彼らは無症状で、ヒトからヒトへの感染は報告されていない」とした。「この事例について、さらなる情報を収集し、公衆衛生上の影響を調査するため、ロシア当局と協議している」という。
鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染は、感染した生きた家禽やその死骸との濃厚接触により発生する場合が多いが、適切に調理された食肉は安全と考えられている。
【話題の記事】
・フィット感で人気の「ウレタンマスク」本当のヤバさ ウイルス専門家の徹底検証で新事実
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...
→→→【2021年最新 証券会社ランキング】
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら