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中東イラン革命防衛隊、韓国タンカーを拿捕 米「制裁圧力の緩和狙い」
イラン革命防衛隊がペルシャ湾で韓国船籍のタンカーを拿捕したと、複数のイラン国営メディアが4日報じた(2021年 ロイター)
イラン革命防衛隊がペルシャ湾で韓国船籍のタンカーを拿捕したと、複数のイラン国営メディアが4日報じた。海洋汚染が理由と説明している。
乗組員は拘束された。乗組員の人数は明らかになっていないものの、国籍は韓国、インドネシア、ベトナム、ミャンマーという。
韓国外務省は、同国船籍のタンカーがオマーン沖でイラン当局に拿捕されたことを確認し、即時解放するよう求めた。
米国の対イラン制裁に伴い、韓国の金融機関にあるイランの資金が凍結されたことを受け、イランと韓国間の緊張が高まっている。
イラン外務省は同日、韓国による70億ドルの資金凍結解除に向け協議するため、韓国当局が数日中にテヘランを訪れる見通しと発表した。
米国務省は4日、イランに対し、拿捕した韓国船籍のタンカーを直ちに解放するよう求めるとともに、イランが経済制裁から逃れるために航行の自由を脅かしていると非難した。
報道官は「イランがペルシャ湾で航行権や自由を脅し続け、国際社会による制裁圧力を和らげようとしているのは明らか。われわれはタンカーの即時解放を求める韓国の呼び掛けに連なる」と述べた。
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