最新記事
核イラン、IAEAに「ウラン濃縮20%」方針通知 核合意前の水準

国際原子力機関(IAEA)は、イラン中部フォルドゥの地下施設でのウラン濃縮活動について、濃縮度を20%にする予定だとイランが伝えてきたことを明らかにした。2015年の核合意前の水準に当たる。写真はイランの国旗。ウィーンのIAEA本部で2019年9月撮影(2021年 ロイター/Leonhard Foeger)
[ウィーン 1日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は1日、イラン中部フォルドゥの地下施設でのウラン濃縮活動について、濃縮度を20%にする予定だとイランが伝えてきたことを明らかにした。2015年の核合意前の水準に当たる。
20%の濃縮は、イラン国会が同国の核科学者暗殺への対応として昨年12月に可決した法に定められた措置の一つ。
IAEAは声明で、イランが最高で20%の低濃縮ウランを生産する意向だと通知してきたと述べつつ、「イランの書簡はこの濃縮活動の実施時期には触れていない」と説明した。
イランは3.67%という核合意の濃縮度の上限をほごにしたが、これまでのところ4.5%への引き上げにとどまっている。

【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...

アマゾンに飛びます
2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら