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感染症対策

ペルー、中国シノファームのコロナワクチン治験中断 被験者に脚の筋力低下

2020年12月14日(月)10時56分

ペルー政府は12月12日付の声明で、中国製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)が開発する新型コロナワクチンの臨床試験で、被験者の1人に「重い有害事象」が見られたとして、臨床試験(治験)を中断したと発表した。写真はシノファームのロゴ、9月に北京で撮影(2020年 ロイター/Tingshu Wang)

ペルー政府は12日付の声明で、中国製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)が開発する新型コロナワクチンの臨床試験で、被験者の1人に「重い有害事象」が見られたとして、臨床試験(治験)を中断したと発表した。

治験に携わっているカジェタノ・エレディア大学のヘルマン・マラガ首席研究員は、被験者1人に脚の筋力低下が見られたと述べた。

保健省は、この症状が「新型コロナワクチンに関連しているのか、別の理由かについて現在調査を行っている」とし、「治験を一時中断する決定は、研究対象の健康を守るための治験の安全規定に従ったものだ」と説明した。

シノファームはペルーで約1万2000人の被験者を対象に治験を進めており、数日中に第1段階を完了する見通しだった。ペルーではこれまでに新型コロナウイルス感染症で約3万6544人が死亡している。

[ロイター]


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