コロナ変異種流入で外国人の新規入国28日から停止 菅首相「先手の対応」を強調
政府は28日、新型コロナウイルス変異種の流入を防ぐため、条件付きで認めていた外国人の新規入国を一時停止した。菅義偉首相は同日午前、官邸で記者団に対し、「先手先手で対応するため、入国停止を発表した」と述べるとともに、コロナ対策の特別措置法の改正を急ぐ考えを示した。写真は今月25日の会見でコロナ対策を説明する菅首相。東京で撮影。(2020年 ロイター/Nicolas Datiche)
政府は28日、新型コロナウイルス変異種の流入を防ぐため、条件付きで認めていた外国人の新規入国を一時停止した。菅義偉首相は同日午前、官邸で記者団に対し、「先手先手で対応するため、入国停止を発表した」と述べるとともに、コロナ対策の特別措置法の改正を急ぐ考えを示した。
新規入国停止の対象は全ての国と地域。短期出張からの帰国・再入国時における14日間の待機緩和という特例措置も一時停止する。
菅首相は「対策は従来のウイルスと一緒」と述べ、国民に手洗いやマスクの着用など感染症対策の徹底を呼びかけた。また、「静かな年末年始」を過ごすよう改めて要請した。
新型コロナの変異種の感染者は、27日までに日本国内で8人確認されている。
政府は飲食店の営業時間短縮要請などコロナ対策の実効性を強化するため、特措法の改正を検討しており、菅首相は「できるだけ早く国会に提出したい」と述べた。
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