東京都、28日コロナ新規感染481人で月曜として過去最多 自宅療養者数2717人に
東京都は28日、月曜日としては過去最多の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。グラフはこれまでの月曜日に確認された陽性者数の推移
東京都は28日、都内で新たに481人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。これは先週21日の392人を抜いて月曜日としては過去最多となった。
この日確認された陽性者は年代別に、20代と30代が239人で約50%、40代と50代が合わせて141人で約29%、65歳以上の高齢者は50人で約10%を占めている。感染経路が不明な人は298人で全体の62%にのぼっている。
一方、都の基準で集計した重症者は前日より1人減って81人となっている。
これで12月に入って都内で確認された陽性者の合計は16,120人となっており、また累計では57,059人となった。
11月から顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。
こうしたなか、PCR検査で陽性者が確認される陽性率が上昇しており、東京都の発表した25日の陽性率は8.2%と、緊急事態宣言解除後では最高になっている。また、医療提供体制のひっ迫を受けて自宅療養者が増加、25日から入院患者数を上回る状態が続いている。