そして「バイデンのアメリカ」へ 歓喜に沸く支持者たち
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<ニューヨークで、ワシントンで──バイデン勝利を祝う人々が街頭にあふれ、お祭り騒ぎに>
ニューヨークはバイデン当選確実の報に、お祭り騒ぎとなった。
初代大統領ジョージ・ワシントンの名にちなむグリニッチビレッジの歴史的な公園ワシントン・スクエア・パークでは、噴水を全身に浴びて喜びを表現する人も。
マンハッタンのトランプタワー前からハドソン川沿いの地域まで、歓喜の叫びがニューヨーク中で続いた。
11月7日、アメリカのメディアは大統領選挙でのバイデン前副大統領の当選確実を一斉に報じた。
首都ワシントンの中心部は勝利を祝う人々であふれ、人種差別への抗議活動にちなんで改称されたブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事)広場の上空には祝福の花火が。
民主党支持者にとっては、喜びとともに「圧政」からの解放だっただろう。
米大統領選投票日翌日の11月4日、ジョージア州アトランタのステート・ファーム・アリーナで票を集計する作業員。
この頃、ジョージア州では先の読めない大接戦が展開されていた。
11日までに開票率99%でバイデンが約1万4000票差でリードしたが、それでも0.3ポイントという僅差のため、州の規定により約500万票全てが手作業で再集計される。
<2020年11月24日号より>