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東南アジアタイの民主化デモ、王宮へ数十メートルまで迫る 警察がバリケードと放水、緊迫高まる
タイの首都バンコクで王室改革やプラユット政権の退陣などを求める市民が王宮までデモ行進した。写真は11月8日、バンコクで撮影(2020年 ロイター/Athit Perawongmetha)
タイの首都バンコクで8日、王室改革やプラユット政権の退陣などを求める市民が王宮までデモ行進した。警察は王宮前にバリケードを築いたほか、デモ隊に向けて放水し、一時緊迫する場面も見られた。
数カ月続いている反政府デモで警察が放水車を使用するのは2回目。
王宮の壁から数十メートルのところで警察によって行進を阻まれたデモ隊は、「国王が真に民主主義を尊重すれば、全国民が幸福を見いだす」とする声明を読み上げた。声明では国王に対し、国民による称賛だけでなく批判や提案にも耳を傾けるよう求めた。
デモ隊はさらに、警察との合意の下、国王宛ての手紙を入れた箱を王宮付近に置いた。
ロイターの試算では、この日のデモ行進には1万人以上が参加した。警察は7000人としている。
警察の報道官は放水車の使用について、警告目的でしか放水していないと説明した。バンコク当局によると、警察がバスや有刺鉄線を使ってバリケードを築いた王宮前では一時、デモ隊と警察が衝突する場面も見られ、警官1人とデモ参加者4人が負傷した。
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