ドイツも過去最大の新感染者数 マスク着用促す広告は過激すぎて撤去
またベルリンでは先々週、バーやレストランなどに夜11時から翌朝6時までの営業禁止が課されていたが、制限措置に異議を唱える11のレストランオーナーが行政裁判所に提訴、16 日に「マスクや身体距離などのルールを守っている施設が感染率増加の一因となっているとする証拠は乏しい」として、これを無効とした。ただし、11時以降のアルコールの提供は引き続き禁止される。さらに、ベルリン当局は高等行政裁判所に即時上訴したため、再度覆される可能性もある。
予防対策と市民・経済活動とのバランス
先週は筆者の子供の学校で感染が見つかり、クラス閉鎖となった。CPR検査結果の出るまで1週間の自宅隔離となり、市の保健局から定期的に電話が来て様子をチェックされたが、家族は自宅隔離しなくてもよいという方針だったので、ちょっと矛盾しているように感じた(ので、筆者も自主的に外出を控えた)。抗議や抵抗を避けるため、当局も市民が継続可能な中間的措置を模索している最中なのかもしれない。
医療崩壊を防ぐために、今年はとくにインフルエンザの予防接種が奨励されており、政府はさらに600万回分のワクチンを注文したと発表。これで合計2600万回の投与が可能となり、これは昨年のほぼ2倍の量になる。また、コロナ追跡アプリのインストールも奨励されている。