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南シナ海香港、台湾が実効支配する東沙諸島へ台湾民間機の飛行を認めず
台湾当局によると、香港の航空管制官が15日、台湾が実効支配する南シナ海の東沙諸島(プラタス諸島)に向かう台湾の民間機の飛行を認めず、同機が出発地に引き返す事案が起きた。写真はラプラス諸島の沿岸で警備する台湾の沿岸警備隊の船。2000年1月27日撮影。(2020年 ロイター/サードパーティ提供)
台湾当局によると、香港の航空管制官が15日、台湾が実効支配する南シナ海の東沙諸島(プラタス諸島)に向かう台湾の民間機の飛行を認めず、同機が出発地に引き返す事案が起きた。
この民間機は、台湾の高雄を発ったユニー航空のチャーター便。
台湾民用航空局によると、同機が香港の飛行情報区域に近づいた際、香港の管制官が機長に高度2万6000フィートより下で「危険な活動」が行われており、同機は進入できないと伝えてきたため、機長は引き返すことを決めた。
香港当局は、飛行に影響する恐れのある活動について事前に警告していなかったという。
このチャーター便は週ごとに運航し、主に台湾の当局者や沿岸警備員が利用し、一般の旅行者は予約できない。
東沙諸島は香港の南東、南シナ海の北端に位置する。台湾が実効支配する島の中では香港に最も近い。
香港の民用航空当局は、今回の事案について、すでに台湾当局と確認していた手続きに従った措置だと説明した。
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