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東南アジアマレーシア王宮、コロナ制限で全会合延期 新政権樹立目指すアンワル氏めぐる決定先送り
マレーシア王宮は、新型コロナウイルス流行に伴う制限令を受け全ての会合を2週間見合わせる。写真はクアラルンプールの王宮で2月撮影(2020年 ロイター/Lim Huey Teng)
マレーシア王宮は、新型コロナウイルス流行に伴う制限令を受け、14日以降の全ての会合を2週間見合わせる。王宮関係者が明らかにした。野党を率いるアンワル氏が新政権樹立を目指していることを巡り、国王の決定が先送りされる公算が大きい。
アンワル氏は13日、国王と面会し、下院(定数222)議員のうち120人からの支持を得たことを示す文書を提出したことを明らかにした。同氏は自らが議会の「信任」を得たとしてムヒディン首相の辞任を求め、新政権の樹立を目指している。今後の政局混迷打開に向け、国王の判断が焦点となっている。
国王はアンワル氏の主張を確認するため主要政党の党首と会談する予定だったが、首都クアラルンプールおよび隣接するスランゴール州で14日から2週間の部分的なロックダウン(都市封鎖)措置が取られた。
王室の会計監査官はロイターに対し、新型コロナ感染者が増える中、CMCO(条件付き活動制限令)により王宮のロックダウンが実行されたことを明らかにした。制限令が解除された後に各党首との新たな会談日程を設定するとした。
マレーシアでは13日、新型コロナを巡り、660人の新規感染者と4人の死亡が報告された。累計の感染者は1万6880人、死者は163人。
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