東京都、1日の新型コロナウイルス新規感染235人 職場内のクラスターが増加傾向
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写真は9月29日、都内のギフトショップ前で。REUTERS/Issei Kato
東京都は1日、都内で新たに235人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
この日確認された新規陽性者のうち、20代と30代が108人で約46%、40代と50代が53人で約28%を占めているほか、70代が14人、80代が15人、90代が3人と高齢者の感染も依然として少なくない。また、感染経路が不明な人は114人で約48%にのぼっている。
これで都内で確認された陽性者の合計は25976人と2万5000人を突破。9月に入ってから確認された陽性者の合計は5159人となっている。
8月後半から徐々に減少してきた新規陽性者だが、シルバーウィーク中の9月21日から2桁台に下がり、23日は6月30日以来85日ぶりで60人を下回る形となっていたが、24日から一転して急増。その後も増減を繰り返している。
こうしたなか、東京都では1日午後に新型コロナウイルス対策モニタリング会議を開催。職場でのクラスター発生が増加していること、過去1週間で15人の感染者が亡くなっており、そのうち13人が70代以上の高齢者となっているということが報告された。
こうした状況を踏まえて、モニタリング会議では感染状況について「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」、医療提供体制については「体制強化が必要であると思われる」と、ともに2番目に高い警戒レベルにあると判断。小池知事は都民および都内事業所に対して引き続き感染対策の徹底を呼びかけている。