死亡率でアメリカを上回る欧州にコロナ第2波の予感
Europe Set for Surge in Coronavirus Deaths As Spain, U.K., Italy Now Deadlier Than U.S.
欧州連合(EU)の中で100万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーで、スペイン、イギリス、イタリアが続く。
ワールドメーターがまとめたデータによると、ベルギーの1日の死亡者数の7日平均は4月中旬にピークに達してその後減少し、7月初旬から9月上旬にかけて横這いになった。イタリアとイギリスも同様で、10月以降の第2波が恐れられている。
WHOの報告によると、ヨーロッパの100万人当たり死者数は1万1749.88人で最も多く、次はアメリカ大陸(9538.1人)、東地中海(1558.3人)、アフリカ(1162.84人)、西太平洋(315.69人)、東南アジア(195.14人)と続く。
スタティスタによる以下のグラフは、新型コロナウイルスが世界中に広がった様子を示している。
ジョンズ・ホプキンス大学の最新の報告によると、15日の時点で全世界の新型コロナウイルスの感染者数は累計で2930万人を超えた。そのうち92万9300人が死亡、1990万人近くが回復した。
下の図は、WHOの最新データに基づいてスタティスタが作成したアメリカの州ごとの感染者数を示している。
(翻訳:栗原紀子)
<参考記事>「ワクチンは安全」という信頼、日本は世界最低レベルだった
<参考記事>水にひそむ「脳を食べるアメーバ」で少年が死亡
9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。