17歳白人少年がデモ隊に発砲、「ウィスコンシンの悲劇」で揺らぐアメリカ建国理念
STEPHEN MATUREN-REUTERS
米ウィスコンシン州がBLM(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は大事)運動で炎上している。
8月23日、同州ケノーシャで黒人男性が警官に背後から複数回撃たれる事件が発生し、抗議デモが。デモ隊に向けて17歳の白人少年が発砲し2人の死者を出すなど騒然とした状況が続いており、略奪や放火も横行した。
24日夜には同州保護観察局の建物も燃やされるなど(写真)、アメリカの建国の理念は今、大きく揺れている。
<2020年9月8日号掲載>
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