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米中関係米国の駐台代表、中台間の武力衝突「金門砲戦」追悼式に初めて参列
米国の台湾窓口機関、米在台協会(AIT)台北事務所のブレント・クリステンセン所長は、「金門砲戦」の犠牲者追悼式に米国代表として初めて参列した。写真は金門に掲げられた中国と台湾の旗。2018年8月撮影(2020年 ロイター/Tyrone Siu)
米国の台湾窓口機関、米在台協会(AIT)台北事務所のブレント・クリステンセン所長は23日、「金門砲戦」の犠牲者追悼式に米国代表として初めて参列した。
金門砲戦は1958年8月から1カ月余りにわたり、中国人民解放軍が台湾沖の金門島侵攻を企図して行った攻撃に台湾側が反撃して起きた戦闘で、中台間で最後の本格的な武力衝突となった。
台湾の蔡英文総統は金門島にある記念公園の追悼式会場で花輪を捧げ、一礼して哀悼の意を表明。その横でクリステンセン氏も犠牲者へ敬意を送り、中国による台湾への圧力が強まっている中で米国が台湾を支持する姿勢を象徴する光景が生み出された。
蔡氏もクリステンセン氏も公式コメントは出していない。
台湾総統府は、台湾の人々に自由と民主主義を守る大切さを思い出させてくれる1日にクリステンセン氏が加わってくれた、と同氏への謝意を示した。
AITは「今回の追悼によって現在の米国と台湾の安全保障面の協力関係が、『真の友人、真の進歩』というフレーズに代表される長く誇り高い歴史の上に築かれたことが改めて想起される」との声明を公表した。
中国国務院台湾事務弁公室は、追悼式に関するコメント要請に回答しなかった。
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