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南米ブラジル大統領ボルソナロ「コロナ規制は経済殺す」 自ら感染しても再び持論展開
ブラジルのボルソナロ大統領(写真)は、新型コロナウイルス感染拡大抑制のために実施されたロックダウン(都市封鎖)はブラジル経済を「窒息させており、殺しつつある」と述べた。ブラジリアで撮影(2020年 ロイター/Adriano Machado)
ブラジルのボルソナロ大統領は18日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のために実施されたロックダウン(都市封鎖)はブラジル経済を「窒息させており、殺しつつある」と述べた。
大統領は、一部自治体で実施された規制に言及し「賃金と仕事がなければ人は死ぬ。封鎖は殺す」と主張。一部の政治家は外出禁止令により、経済が窒息させられたと述べた。
ブラジル経済は今年、新型コロナ流行により6.4%のマイナス成長になると予想されている。
7日に感染が確認された大統領は、ブラジリアの官邸の敷地内で、マスクを着用し、数メートルの距離を取った上で支持者らと面会した。
大統領は感染した後も体調は良いとした上で、科学的に効果を示す根拠がないとされる抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を服用していることが良好な体調につながっているとの持論を展開。記者団に「私がこの薬の効果を示す生きた証拠だ」と述べた。
このほかに、抗寄生虫剤の投与も受けているとした。
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