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感染症「カザフスタンで新型コロナより深刻な肺炎が流行」と中国大使館が警告 カザフ当局は「フェイクニュース」と否定
中国の在カザフ大使館は9日遅く、ウィーチャットの公式アカウントに声明を発表し、6月中旬からアティラウ、アクトべ、シムケントで肺炎が「急増」していると指摘した。写真は6月17日カザフスタンの新型コロナ検査所。REUTERS/Pavel Mikheyev
カザフスタンの主要都市で肺炎が流行し新型コロナウイルス感染症より深刻な事態になっていると中国大使館が警告したことに対し、カザフ政府は10日、正しくないと否定した。
中国の在カザフ大使館は9日遅く、ウィーチャットの公式アカウントに声明を発表し、6月中旬からアティラウ、アクトべ、シムケントで肺炎が「急増」していると指摘した。
これに対しカザフ保健省は10日、大使館の発表に基づいて中国メディアが報じた新たな肺炎に関する情報は誤りで「フェイクニュース」と一蹴した。
カザフの新型コロナ感染者はこれまでに約5万5000人、死者は264人。9日に確認された新規感染者は過去最高の1962人だった。
国営カザインフォルム通信は7日、肺炎患者が6月は前年同月比2.2倍増加したと伝えた。
中国大使館の声明は、カザフで上半期に1772人、6月だけで628人が肺炎で死亡し、死者には中国人も含まれるとし「死亡率は新型コロナによる肺炎よりもはるかに高い」と指摘した。
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