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改憲ロシア、改憲問う国民投票に賛成約8割 プーチン、2036年まで大統領続投に道
ロシアで憲法改正法案の賛否を問う全国投票が実施された。中央選挙管理委員会が発表した暫定開票結果によると、賛成が8割近くに達した。写真はモスクワで開票作業を行うスタッフ(2020年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
ロシアで1日、憲法改正法案の賛否を問う全国投票が実施された。中央選挙管理委員会が発表した暫定開票結果によると、賛成が8割近くに達した。改憲法案の成立が確実になり、プーチン大統領の2036年までの続投に道が開けた。
中央選挙管理委員会が発表した暫定結果(開票率約90%)によると、賛成は約78%、反対は約21%にとどまった。
改憲案が承認されれば、現行憲法では2024年の任期切れをもって大統領を退く必要があるプーチン氏が、6年の任期をさらに2期務めることが可能になる。
プーチン氏は30日の演説で、改憲により自身の今後がどのように変わるかには言及しなかった。ただ、アナリストは、プーチン氏が大統領選への5選出馬を目指すとみている。
世論調査によると、プーチン氏の支持率はピーク時の約90%
からは下がっているものの、依然60%程度の支持を維持している。
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