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感染第2波東京都、22日の新型コロナウイルス新規感染238人 小池知事「感染第2波という心構えで警戒を」
都内で新たに238人の新型コロナウイルス感染者が確認された。写真は都内で。REUTERS/Issei Kato
東京都は22日、都内で新たに238人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
陽性者が100人を超えるのはこれで13日連続、200人を超えるのは今月8度目となる。この1週間合計では1700人と感染拡大に歯止めがかからない状態だ。
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この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて144人で全体の60%、40代と50代は51人で21%を占めるているほか、70代が10人、80代が2人と高齢者にも感染が広がっている。また感染経路が不明な人は138人で58%にのぼっている。
これで都内で確認された陽性者の合計は10054人とついに1万人を突破。緊急事態宣言が解除された5月25日以降の累計は4909人と累計の半数近くにまで増えている。
東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入ってからは連日100人以上の、感染拡大が続いている。感染者が2人と最少だった5月23日以降の累計では4925人となっている。
小池都知事は22日午後、感染状況についてのモニタリング会議後に臨時の記者会見を行い「モニタリング会議では引き続き感染拡大警報の状況にあるという判断をしており、また(現在の状況が)"第2波"という心構えをもってより一層の警戒をする必要がある。現在、新規の陽性者数がときに300人を超すかと思われるような日があり、これ以上の感染を何としてでも食い止めなければいけない。明日からの4連休は外出する場合は感染対策を万全にして頂きたい、外出はできるだけ控えて頂きたい。特に高齢者、そして基礎疾患のある方々は重症化のリスクが高いのでくれぐれも気を付けていただきたい」と警戒を呼びかけた。
東京都・新型コロナウイルス陽性患者数
東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計
PCR検査等の結果
感染者の現在の状況
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
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