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感染第2波東京都、新型コロナウイルス新規感染206人 4日連続200人台、検査数に加え陽性率も高まる
写真は7月2日、都内で。EUTERS/Kim Kyung-Hoon
東京都は12日、都内で新たに206人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
陽性者が4日連続で200人を超え、この1週間合計では1162人と感染拡大に歯止めがかからない状態だ。
東京都ではPCR検査の実施件数が増えているためとしているが、陽性率も11日基準で5.9%と高まっており、感染第2波が懸念される。
これで都内で確認された陽性者の合計は7927人、東京アラートを解除し休業要請などの規制を緩和した6月11日以降の陽性者は2264人となった。
この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて133人で全体の65%、また感染経路が不明な人は92人で44%を占めている。
これで都内で確認された陽性者の合計は7721人、東京アラートを解除し休業要請などの規制を緩和した6月11日以降の陽性者は2058人となった。
1都3県で感染者が増加、感染第2波の懸念
東京都では6月に入り徐々に感染者の数が増え出し、6月下旬から50人を超える日が続き、7月2日から6日間連続で100人を超えるようになっていた。8日は75人と2桁に下がったが、9日には再び3桁台、しかも過去最多の感染者数を記録。以降、4日連続で200人以上の感染者が確認されるようになっている。
連日100人を超える感染者が確認される背景として、新宿・歌舞伎町のホストクラブなど接待を伴う飲食店が従業員に対して集団検査を受けさせていることもあるが、PCR検査の陽性率は5月21日の0.8%から徐々に増え出しており、11日の時点で5.9%となっており、感染第2波が懸念されている。
また12日は、千葉県で浦安市の病院でクラスターが発生したことが確認されるなど、緊急事態宣言解除後で最高となる31人の陽性者が確認されたほか、埼玉県で31人、神奈川県で23人の陽性者が確認されており、規制緩和が進むとともに首都圏での感染が拡大していることを裏付ける形となっている。
東京都・新型コロナウイルス陽性患者数
東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計
PCR検査等の結果
感染者の現在の状況
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
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