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G7プーチン、トランプからのG7招待支持 決定には詳細な情報必要
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ロシア大統領報道官は1日、トランプ米大統領がロシアなど4カ国を主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待する考えを示したことについて、より詳細な情報が必要としながらも、プーチン大統領は支持を示していると述べた。 大阪で昨年6月撮影(2020年 ロイター/SPUTNIK)
ロシア大統領報道官は1日、トランプ米大統領がロシアなど4カ国を主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待する考えを示したことについて、より詳細な情報が必要としながらも、プーチン大統領は支持を示していると述べた。
トランプ大統領は5月30日、6月末の開催を目指していたG7サミットを9月以降に延期する方針を明らかにすると同時に、参加国を拡大し、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを招待する考えも示した。
これについてロシアのペスコフ大統領報道官は「プーチン大統領は全ての方面における対話を支持している。ただこの件に関しては、招待を受けるにはより詳細な情報が必要になる」と指摘。「提案の詳細についてはまだ情報は得られておらず、公式なものかもまだ分からない」と述べ、招待を受けるか決定する前に、議題のほか、会議の形式などの情報が必要になるとの考えを示した。
ただカーネギー・モスクワ・センターのドミトリー・トレニン所長は「ロシアをG7に招待するというトランプ氏の考えは、ロシアにとって全く理にかなわない」と述べるなど、国内では慎重に対応する必要があるとの見方も出ている。
ロシアはクリミア併合を受け、2014年にG8から排除された。
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