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感染症対策中国・武漢市、新型コロナ無症状感染300人確認 全市民対象の検査で
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新型コロナウイルス感染が最初に拡大した中国湖北省武漢市で、全市民を対象とした感染検査が実施され、当局は2日、これまでのところ約300人の無症状感染者が確認されたと発表した。写真は検査を待つ武漢市民。5月撮影(2019年 ロイター/ALY SONG)
新型コロナウイルス感染が最初に拡大した中国湖北省武漢市で、全市民を対象とした感染検査が実施され、当局は2日、これまでのところ約300人の無症状感染者が確認されたと発表した。ただ症状がある新たな感染者は確認されていない。
武漢市では感染拡大の第2波の発生の懸念が出ていたことから、5月14日に全市民を対象とした新型ウイルス感染検査に着手。これまでに人口1100万人のうち990万人の検査を終えた。
当局は、無症状だった感染者のマスク、歯ブラシ、携帯電話などの所有物のほか、こうした人たちが触れたドアノブやエレベーターのボタンなどからウイルスは検出されず、無症状感染者が感染を広めるリスクはないとしている。
武漢市は中国で最も大きな新型ウイルス感染拡大の被害を受け、中国全体の感染による死者4634人の大半が武漢市での死者だった。感染拡大を受け武漢市は1月23日にロックダウン(都市封鎖)措置が取られ、4月8日に解除された。
黒竜江省の牡丹江市でも全市民を対象とした新型ウイルスの感染検査が実施される。
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