新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(3日現在)
米製薬ギリアド・サイエンシズは抗ウイルス薬「レムデシビル」について、入院していない新型コロナウイルス感染症患者にも使えるように吸入薬など投与しやすい形の薬を開発している。カリフォルニア州フォスターシティーで2018年5月撮影(2019年 ロイター/Stephen Lam)
■仏、新型コロナ死者2.8万人 13日ぶりに100人超増加
フランスで確認された新型コロナウイルス感染症による死者が2日、107人(0.4%)増え2万8940人となった。1日当たりの死者数が100人を超えるのは13日ぶり。フランスは新型コロナ死者数で世界で5番目に多い。
■新型コロナワクチン、年内の利用開始を期待=米軍研究者
米陸軍感染症研究プログラムのディレクター、ウェンディ・サモンズ・ジャクソン大佐は2日、何らかの新型コロナウイルス感染症ワクチンが年末までに一部の米国民に利用可能になると期待を示した。
■WHO米州事務局長、コロナ対策で米に支援継続を要請
世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO、本部ワシントン)のエティエンヌ事務局長は2日、域内で新型コロナウイルス感染が拡大する中、米国に対し関係各国への支援継続を要請した。
■EXCLUSIVE-スイス製薬ロンザ、コロナワクチン原料製造前倒し視野
スイスの製薬会社ロンザ・グループのベーニー会長は2日、バイオ医薬大手の米モデルナが開発を進める新型コロナウイルス感染症ワクチンの原料製造ラインの完成を従来計画より4─6週間前倒しすることを目指していると述べた。
■英のコロナ薬臨床試験、初回結果は7月初旬の見通し
英国で実施されている世界最大規模の新型コロナウイルス治療薬の無作為化臨床試験「リカバリー」の1回目の結果が7月初旬に公表される可能性があると、試験を主導する科学者が2日明らかにした。
■タイ経済、新型コロナで先行き不透明 下振れリスク高い=中銀
タイ中央銀行は2日、新型コロナウイルスの世界経済への打撃を踏まえると国内経済の先行きは非常に不透明感だとし、下振れリスクが大きいとの見方を示した。
■英統計理事会、政府発表の新型コロナ検査数「信用できず」
英国で官公庁の統計を監督する統計理事会(UKSA)は2日、政府が発表する新型コロナウイルス検査数は「信用できない」と批判した。