最新記事

トラベル

コロナの時代は空想の旅に出よう──自然の驚異に触れる世界の絶景10選

Marvel at These Freaks of Nature

2020年6月6日(土)16時40分
アレクサンドラ・ションフェルド

01フライガイザー(ネバダ州ワショー郡、アメリカ) ROPELATO PHOTOGRAPHYーMOMENT/GETTY IMAGES

地球規模のウイルス禍や異常気象に悩まされていると、自然に対してありがたみを感じる気にはならないかもしれない。

でも家に籠もりっきりで鬱屈した気持ちも、自然の驚異に触れれば晴れるはず。元気を与えてくれそうな世界の絶景を紹介しよう。

◆ ◆ ◆


01フライガイザー(アメリカ・ネバダ州ワショー郡)

<記事トップ写真>ネバダ州北部の草原の真ん中にある間欠泉。1916年に井戸の掘削中に偶然掘り当てられた温泉から温水が出続け、そこに含まれる炭酸カルシウムが蓄積して高さ180センチ近い赤や緑の岩になったという。その頭頂部からは、今も空中に温水が噴出し続けている。


02マーブル・カテドラル(チリ・アイセン)

パタゴニア中心部にある洞窟。湖水が6000年以上にわたって大理石を浸食し続けたことで、ユニークな形と奇跡のきらめきを持つ青いマーブル模様が生まれた。洞窟ツアーはボートに乗って。

marvel02.jpg

SIAN SEABROOK-500PX/GETTY IMAGES


03ソルバグスバテン湖(フェロー諸島・ボーアル島)

北大西洋に浮かぶデンマーク領フェロー諸島最大の湖で、海から浮いているように見えることで有名。実際には海抜30メートルくらいなのだが、特定の場所からだと、はるか上にあるかのように見えてくる。湖、滝、崖と海が織り成す非現実的な美しさに浸ることができる。

marvel03.jpg

JAN EGIL KRISTIANSEN-MOMENT/GETTY IMAGES


04クルカ国立公園(クロアチア・シベニククニン)

クロアチア南部にあるこの国立公園には、美しい青緑色に輝く水が流れる滝が7つもある。国の自然遺産に登録されているが、夏には滝壺で泳ぐこともでき、大勢の観光客が涼を求めて訪れる。特にこの公園を代表するスクラディンスキ・ブク滝は、まさに絵のような美しさで人気が高い。

marvel04.jpg

SEBASTIAN CONDREA-MOMENT/GETTY IMAGES


05パムッカレ(トルコ・デニズリ)

パムッカレはトルコ語で「綿の城」を意味する。炭酸カルシウムを含んだ温泉が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて堆積して、白い石灰棚が輝く幻想的な奇観が生まれた。パムッカレの頂上に残る古代都市ヒエラポリスの遺跡も必見。

marvel05.jpg

MAHMUT SERDAR ALAKUS-ANADOLU AGENCY/GETTY IMAGES

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさかの密航者」をCAが撮影...追い出すまでの攻防にSNS爆笑
  • 3
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    感染症に強い食事法とは?...食物繊維と腸の関係が明…
  • 6
    フランス、ドイツ、韓国、イギリス......世界の政治…
  • 7
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 8
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 9
    注目を集めた「ロサンゼルス山火事」映像...空に広が…
  • 10
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中