最新記事

トラベル

コロナの時代は空想の旅に出よう──自然の驚異に触れる世界の絶景10選

Marvel at These Freaks of Nature

2020年6月6日(土)16時40分
アレクサンドラ・ションフェルド

06死海(イスラエル/ヨルダン)

海抜マイナス約400メートルと、地球上で最も低い所に位置する湖。塩分濃度が約30%と海水の約10倍あり、ほとんどの生物が生息できないことが「死海」という名前の由来だ。この高い塩分濃度のおかげで、湖に入ると何もしなくても体が浮くという不思議な体験ができる。

marvel06.jpg

MAX SHEN-MOMENT/GETTY IMAGES


07ダナキル低地(エチオピア・アファール地区)

地球上で最も気温が高い場所に数えられる。年間の平均気温は約35度、夏には最高気温が50度を超えることも。火山活動の熱で地表に噴出した温泉が、黄色や緑、オレンジ色の結晶になっている。一帯には硫黄泉や火山、間欠泉や塩田などがある。

marvel07.jpg

BERTRAND LINET-MOMENT/GETTY IMAGES


08ダルバザ・ガスクレーター(トルクメニスタン・ダルバザ)

荒野に突如として現れる、真っ赤に燃え盛る直径70メートルの穴は「地獄の門」として知られる。1971年に天然ガスの掘削作業中の落盤事故で穴が開き、有毒ガスが発生。そのガスの拡散を防ぐためにガスに点火したものが、今も燃え続けている。

marvel08.jpg

DANIEL KREHER/GETTY IMAGES


09ピナクルズ(オーストラリア・セルバンテス)

西オーストラリア州に位置するナンバン国立公園の一角にある石灰岩の尖塔群。映画『スター・ウォーズ』の砂漠のシーンから、そのまま抜け出てきたような光景だ。尖塔は1つずつ形が違い、観光客の中には動物やアニメのキャラクターに形が似ているものもあると言う人もいる。

marvel09.jpg

TOM STODDART/GETTY IMAGES


10ワイトモ鍾乳洞(ニュージーランド・オトロハンガ)

ニュージーランドの北島にある大小さまざまな洞窟の総称。中に入ると満点の星空のような景色が広がるが、その正体は土ボタルが放つ青白い光。この幻想的な景色を目当てに大勢の人が訪れる。土ボタルは音に敏感なので、美しい光景を見るカギは完全な静寂をつくることだ。

marvel10.jpg

MATTEO COLOMBO-MOMENT/GETTY IMAGES

――アレクサンドラ・ションフェルド

<本誌2020年6月19日号掲載>

20200609issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年6月9日号(6月2日発売)は「検証:日本モデル」特集。新型コロナで日本のやり方は正しかったのか? 感染症の専門家と考えるパンデミック対策。特別寄稿 西浦博・北大教授:「8割おじさん」の数理モデル

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国と推定される無人機、15日に与那国と台湾間を通

ワールド

中国、ネット企業の独占規制強化へ ガイドライン案を

ワールド

台湾総統、中国は「大国にふさわしい行動を」 日本と

ビジネス

持続的・安定的な2%達成、緩和的状態が長く続くのも
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 5
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国…
  • 6
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 7
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 8
    レアアースを武器にした中国...実は米国への依存度が…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中