新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(6日現在)
■米フェデックス、15億ドルの手元資金確保 CEO給与削減
米宅配大手フェデックスは、新型コロナウイルス対策として欧米で発令された在宅命令で利益率の高い速達配送サービスの需要が落ち込む中、与信枠から15億ドルを引き出すとともに、フレデリック・スミス最高経営責任者(CEO)の給与を削減する方針を、3日付の規制当局への書類で明らかにした。
■トランプ米大統領、現在の原油価格続けば「大きな関税」かける
トランプ米大統領は5日、原油価格が現在の水準にとどまれば「非常に大きな関税」をかけると述べた。ただ、その必要が生じるとは考えていないとした。
■ユーロ圏の回復、共同債などの枠組み必要─スペイン首相=独紙
スペインのサンチェス首相は、新型コロナウイルス感染拡大による打撃から欧州が回復するには、共同債や「マーシャルプラン」のような枠組みが必要だとの認識を示した。5日付の独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングとのインタビューで述べた。
■スペイン、新型コロナ死者674人増え1.2万人超 増加ペースは鈍化
新型コロナウイルスの流行が深刻なスペインで5日、感染者や死者の増加ペースが前日に続いて鈍化した。感染拡大抑制のため実施されているほぼ全面的なロックダウン(都市封鎖)は4週目に入った。
■ノルウェーがイタリアに医療チーム派遣へ、新型コロナ対応支援
ノルウェー政府は5日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対応を支援するため、イタリアの北部ロンバルディア州に医療専門チームを派遣すると表明した。同州は3月31日に国際支援を要請していた。
■NY州での新型コロナ死者減少、良い兆候=トランプ大統領
トランプ米大統領は5日、新型コロナウイルスの感染者が集中するホットスポットの一つであるニューヨーク州で、感染拡大ペースが落ち着き始めているかもしれないとの期待感を示した。
■世界のマスク市場が「無法化」、米の買い占めに各国が懸念も
新型コロナウイルスに対応する医療従事者を守るためのマスクを確保する動きが世界中で加速しており、マスク市場は「ワイルド・ウエスト」(無法で粗野な米国開拓時代)と化している。米国が既に契約を結んだ他国よりも高い価格を払って買い占めるケースも見られている。
■米大統領、中小企業支援資金が不足なら議会に追加要請へ
トランプ米大統領は4日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている中小企業向けの融資資金が当初に割り当てられた3490億ドルで足りない場合、資金の追加を議会に要請すると明らかにした。