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感染症対策小池都知事「東京封鎖」回避へ、政府に入国管理体制強化など緊急要望
新型コロナウイルスの感染者が拡大傾向にある東京都の小池百合子知事は26日、「国への緊急要望」を提出した。都市の封鎖(ロックダウン)の回避に向けて検疫・入国管理体制の強化などを求めたほか、あらゆる手段を総動員した感染対策や経済対策に取り組むよう訴えた。写真は2017年10月、東京で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
新型コロナウイルスの感染者が拡大傾向にある東京都の小池百合子知事は26日、7項目の「国への緊急要望」を西村経済再生相に提出した。内閣府で記者団に明らかにした。
小池知事は、都市封鎖(ロックダウン)を回避するため7つの要望を提出したと説明。具体的には1)検疫・入国管理体制など水際対策の徹底・強化、2)軽症者対応基準の明確化、3)一時滞在施設の確保、4)学校封鎖基準の明確化、5)緊急経済対策、6)全自治体への財政措置、7)感染爆発重大局面における対応策の検討ーーを提示。特別措置法の運用方法を含めた対応方針に関する情報提供も要望した。
東京都内では、新型コロナウイルスの感染者が増えており、「オーバーシュート」が起こるのではないかという懸念がある。小池知事は、オーバーシュートの判断基準は、有識者の見解を待って確認したいとした。
東京都内で外出の自粛要請が出されたことを受けて、都内のスーパーなどでは一部の商品が品薄になっている。それについて知事は「お互い、社会を円滑に進めるため、十分な物資はあるので冷静な対応をお願いしたい」と述べた。
*内容を追加しました。
(浜田寛子)
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