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感染症対策中東でも新型コロナウイルス対策強化 サウジが飲食店閉鎖、カタールは入国制限
サウジアラビアは15日、ショッピングセンターやレストランなどを閉鎖したほか、大半の政府業務を停止すると明らかにした。写真はサウジアラビアで10日撮影(2020年 ロイター)
サウジアラビアは15日、ショッピングセンターやレストランなどを閉鎖したほか、大半の政府業務を停止すると明らかにした。カタールやオマーンでも入国制限が導入されるなど、湾岸アラブ諸国は相次いで新型コロナウイルスの感染拡大防止策と景気支援の強化に動いている。
サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、カタールでは15日にいずれも新たな感染者が確認されており、湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国の感染者は累計963人となった。死者は出ていない。
累計感染者が401人のカタールは、18日から2週間にわたって外国人の入国を禁止すると発表した。さらに、750億リヤル(約205億ドル)規模の民間セクター向けインセンティブのほか、国内取引所での政府系ファンドの投資拡大を盛り込んだ景気支援策を打ち出した。
オマーンは、17日以降はGCC加盟国以外の国民の入国を禁止すると発表。金曜礼拝や結婚式などのイベント中止、公園の閉鎖を命じた。
サウジでは感染者が15人増加、累計118人となった。地方政府はツイッターで、ショッピングセンターやレストラン、コーヒーショップ、公園の閉鎖を指示した。スーパーマーケットや薬局、食品配達は営業を継続する。アルアラビーヤTVは、全土に適用されるとしている。
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