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バチカンローマ教皇、新型コロナウイルス予防のためネットで日曜講話「籠に入れられたようだ」
ローマ教皇フランシスコは、屋内からインターネットで日曜恒例のお告げの祈りの講話を行ない、「籠に入れられたようだ」と心境を語った(2020年 ロイター/Remo Casilli)
ローマ教皇フランシスコは8日、屋内からインターネットで日曜恒例のお告げの祈りの講話を行ない、「籠に入れられたようだ」と心境を語った。教皇は、イタリアでの新型コロナウイルス拡大を受け、人が集まるのを避ける対策として、従来のように執務室の窓からではなく、執務室内からのネット講話発信を開始した。
この日、普段はしばしば数万人が集うサン・ピエトロ広場には数百人が訪れており、教皇は窓に歩み寄って人々に手を振るなどした。大半の人々は互いに安全距離を保ちながら大画面で教皇の講話を視聴した。
教皇が祝福を行なわず講話を読むにとどめたのは、外遊時以外2013年の選出以来初めてとなる。
教皇は、「新型ウイルスにより苦しんでいる人々と、その人々の世話をしている人たちと、祈りを通じて共にいる」と述べた。
また信者らに対し、「この困難な時を、信仰の力と希望の確信、慈しみの熱意をもって乗り切るように」と促した。その後窓が開き、教皇は短い間、静かに手を振った。
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