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感染症対策中国、新型コロナウイルスを制圧? 湖北省、新たな感染者は武漢除きゼロに
中国国家衛生健康委の発表によると、中国湖北省で5日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は126人となったが、全員が武漢市だった。写真は4日中国の武漢で撮影(2020年 ロイター)
中国国家衛生健康委の発表によると、中国湖北省で5日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は126人となったが、全員が武漢市だった。湖北省の新規感染者が武漢を除いてゼロとなるのは初めて。
湖北省以外の地域では17人の感染が新たに確認された。本土全体の5日の新規感染者は143人となり、前日の139人から増加した。
この17人のうち、16人は海外から新型ウイルスが「逆流入」してきたケースで、11人は甘粛省、4人は北京、1人は上海で確認された。中国では新たな感染者の発生が落ち着きつつあることから、中国当局は、新型ウイルスの海外からの流入阻止に対策の軸足を移している。
国営テレビが5日遅くに報じたところによると、甘粛省の州都・蘭州ではイランから到着した311人が隔離された。
北京市保健当局は6日、5日に新型コロナウイルスの新たな感染者4人を確認し、全員がイタリアと関連していると発表した。
北京市は、韓国・日本・イラン・イタリアからの渡航者全員に14日間の隔離措置を義務づける方針を示している。上海市も「比較的ウイルス感染が深刻な」国を最近訪れた渡航者に14日間の隔離措置を義務づける方針を表明した。
中国本土の累計の新型ウイルス感染者数は、5日時点で8万0552人。本土の累計の死者数は3042人で、前日から30人増加した。
湖北省では5日に29人が新たに死亡。うち23人が武漢だった。
一部の地域で学校再開へ
新たな感染例が一定期間、報告されていない地域では、学校が授業の再開に動いており、日常生活に正常化の兆しが出始めている。
青海省では、今月5日時点で新たな感染が29日間報告されておらず、今月11日から20日にかけて学校の授業を段階的に再開する予定。
貴州省でも新たな感染が18日間報告されておらず、今月16日から授業を再開する方針だ。
*内容を追加します。
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