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感染症対策

オーストラリア、韓国からの入国禁止 イタリアからの旅行者スクリーニング検査強化

2020年3月5日(木)13時47分

オーストラリアのモリソン首相(写真)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、韓国からの旅行者の入国を禁止するとともに、イタリアからの旅行者へのスクリーニング検査を強化する方針を明らかにした。写真はシドニーで2月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

オーストラリアのモリソン首相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、韓国からの旅行者の入国を禁止するとともに、イタリアからの旅行者へのスクリーニング検査を強化する方針を明らかにした。

中国本土とイランからの旅行者への入国禁止措置も延長する。

モリソン首相は、キャンベラで記者団に対し「最善の予防策で、感染ペースを鈍化させることが可能になる」と語った。

オーストラリアは新型ウイルスの感染拡大阻止に向け、最も早い段階で徹底した対策を打ち出した国の1つ。中国本土からの外国人の入国は1カ月以上前から制限している。

今回の追加措置により、過去2週間以内に中国、イラン、韓国に滞在していた外国人はオーストラリアへの入国を拒否される。

オーストラリア国民および居住者は対象外となるが、帰国後2週間にわたる自主隔離を義務付けられる。

モリソン首相は、入国禁止措置は1週間ごとに見直すと述べた。

ハント保健相によると、オーストラリアでこれまでに53人の感染が確認されている。

入国禁止措置はオーストラリア経済の重しとなる見通し。

豪財務省は5日、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年第1・四半期の国内経済成長率が少なくとも0.5%ポイント下押しされるとの見通しを示した。

*内容を追加しました。

[シドニー 5日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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