サンダースがネバダで圧勝 米民主党指名争いの現状分析
2020年2月24日(月)10時58分
ブルームバーグ氏:好感度は低下、資金力で攻勢へ
ネバダでの投票には登場していなかったものの、同氏の候補者としての評価は、その前に行われたラスベガスでの討論会でのパフォーマンスですでに傷ついたかもしれない。投票前の21日に行われたモーニング・コンサルトの調査によると、同氏に対する民主党員の支持は3%ポイント下落、全体的な好感度も大きく低下している。
ブルームバーグ氏にとって最良のニュースがあるとすれば、それはサンダース氏がネバダの投票で圧倒的な首位に立ったことかもしれない。穏健派はサンダース氏に照準を定め、同氏追い落としにやっきとなるだろう。一方、富豪であるブルームバーグ氏はすでに自らの個人資産から4億ドル以上の資金を選挙戦につぎ込んでいるが、自身にとって最初の選挙となるスーパーチューズデーに向け、さらに多額の資金を投じ、選挙戦へのインパクトを与えようとしている。
James Oliphant
[ワシントン ロイター]
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