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中台関係台湾空軍、中国人民解放軍機に2日連続でスクランブル
台湾空軍は台湾周辺を飛行した中国の戦闘機と爆撃機に対し戦闘機を緊急発進させた。写真は訓練で離陸する台湾空軍のミラージュ2000戦闘機。2019年1月撮影(2020年 ロイター/Tyrone Siu)
台湾の国防部(国防省)は、台湾海峡における海上の境界を一時的に越えた中国空軍機を迎撃し、警告を与えるため、台湾の戦闘機が10日に緊急発進(スクランブル)したと発表した。台湾空軍が中国機に向けスクランブルしたのは2日連続となる。
台湾国防部によると、H-6爆撃機を伴った中国機は台湾海峡の中間線を一時的に越えた。中国機はその後、中間線の西側に引き揚げたという。国防部は中国機の詳細については触れていない。
国防部によると、H-6爆撃機は台湾とフィリピンの間に位置するバシー海峡を通過し、太平洋上で訓練をしていた。
J-11戦闘機を含む中国機は9日にもバシー海峡から太平洋に出て、その後は宮古海峡を経て基地に向け戻った。台湾の中央通信社によると、9日にスクランブルしたF-16には発射可能なミサイルが搭載されていた。
10日のスクランブルについて、今のところ中国側からコメントは出ていない。中国機が中間線を越えたと台湾側が明らかにしたのは、蔡英文氏が台湾総統に就任した2016年以降で2度目。
*内容を追加しました。
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