トランプ弾劾訴追、「2つの罪」に絞ったペロシが正しい理由
On The Articles of Impeachment
2019年12月16日(月)17時05分
逆に1つ目の弾劾条項は「収賄」という言葉を使うことなく、連邦法上の収賄罪の条文を用いながら、トランプによる「見返り」をウクライナ疑惑の中心に据えた。トランプは「(ウクライナがバイデンへの調査について)公式声明を出すことを、2つの公的行動(軍事援助と首脳会談)の交換条件にした」と。
この2つを弾劾の根拠とし、間もなく下院本会議で弾劾訴追が決議される予定だ。可決された場合、年明け早々にも米史上3回目となる弾劾裁判が開廷することになる。
©2019 The Slate Group
<本誌2019年12月24日号掲載>
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