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米軍トランプ、韓国が駐留経費増額に応じなければ在韓米軍を一部撤退か
韓国紙の朝鮮日報は米政府は韓国が在韓米軍の駐留経費負担を増額するという米国の要求に応じない場合に、駐留部隊を一部引き揚げることを検討していると伝えた。写真は20日、テキサス州おーすちんのアップル施設でスピーチするトランプ氏(2019年 ロイター/Tom Brenner)
韓国紙の朝鮮日報は21日、米政府は韓国が在韓米軍の駐留経費負担を増額するという米国の要求に応じない場合に、駐留部隊を一部引き揚げることを検討していると伝えた。
韓国外務省は19日、在韓米軍の駐留経費の分担を巡る両国の協議が決裂したと発表。韓国の国会議員は先に、米当局者から来年の駐留経費の負担を今年の5倍超となる50億ドルに増額するよう要請されたと明らかにしていた。
トランプ大統領は以前から、韓国に経費負担の増額を求めてきたほか、在韓米軍の完全撤退も示唆していた。
朝鮮日報によると、米韓協議について知るワシントンの外交筋は「私の理解では、韓国との協議がトランプ大統領の望み通りに運ばない場合、米政府は1旅団を撤退させる用意をしている」と語った。
韓国には約2万8500人の米兵が駐留。1旅団は通常、約3000─4000人の兵士からなるという。
米国務省ナンバー2のポストに指名されているビーガン北朝鮮担当特別代表は20日、指名が承認された場合に韓国への米軍駐留を支持し続けるかと問われると、駐留を継続すべきと回答。
「韓国は米国の重要な同盟国の一つ。それはいかなる国のただ乗りも意味しない。韓国とは経費分担を巡る厳しい交渉のさなかにある」と語った。
エスパー米国防長官は、駐留経費の分担を巡る米韓の協議が決裂した場合に4000人の米兵を引き揚げるという計画は知らないと発言。ベトナム訪問中に記者団に「この問題を巡って、同盟国を脅してはいない。これは交渉だ」と述べた。
韓国国防省は朝鮮日報の報道について「米政府の公式な立場ではない」と表明した。
*内容を追加しました。
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