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火災カリフォルニア州南部で新たな山火事 強力な季節風「サンタアナ」が影響
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米カリフォルニア州で山火事が多発するなか、同州南部のサンバーナーディーノ国立森林公園で新たな山火事が発生し、80ヘクタールに延焼し、住宅6軒以上が倒壊するなどの被害を受けた。写真は27日、同じくカリフォルニア州のヒールズバーグで発生した山火事を撮影した短波赤外線(SWIR)画像(2019年 ロイター/Maxar Technologies)
米カリフォルニア州で山火事が多発するなか、同州南部のサンバーナーディーノ国立森林公園で31日未明、新たな山火事が発生し、80ヘクタールに延焼し、住宅6軒以上が倒壊するなどの被害を受けた。
当局は約500世帯1300人に避難を指示。負傷者は報告されていない。
山火事の原因については当局が調査中。サンバーナーディーノ群の消防当局はツイッターで、火元に電線はなかったと説明している。
消防当局の広報担当は「火の手が広がった最大の原因は恐らく風だ」と述べた。
カリフォルニア州では「サンタアナ」と呼ばれる乾燥した強い季節風が続いている。
同州南部では週初からこれまでに2回、大規模な山火事が発生している。1回目は10月28日にロサンゼルス市の有名美術館として知られるゲッティセンター付近で発生し、31日までに火の勢いは抑えられた。2回目は、ロサンゼルス郊外シミバレーで30日に起こり、丘の上にあるレーガン大統領記念図書館に迫った。
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