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イスラム過激派IS、最高指導者の死を認める アブイブラヒム・ハシミ・クラシ後継者に米国への報復警告
過激派組織「イスラム国」(IS)系のアマク通信は31日、音声声明で、ISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者の死亡を認めた。イラクのナジャフで27日撮影(2019年 ロイター/Alaa Al-Marjani)
過激派組織「イスラム国」(IS)系のアマク通信は31日、音声声明で、ISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者の死亡を認め、後継者を決定したと明らかにした。また、米国に対する報復を警告した。
声明では、ISの広報担当幹部、アブ・アル・ハッサン・アル・ムハジル氏の死亡も確認した。
トランプ米大統領は27日、バグダディ容疑者が米軍特別部隊の急襲作戦によりシリア北西部で死亡したと発表。また29日にはバグダディ容疑者の後継者と目されていた人物を殺害したと発表した。政府当局者は、トランプ氏が指摘した人物はムハジル氏であると説明していた。
ISの声明では、後継者の名前はアブイブラヒム・ハシミ・クラシ氏とした。
スウォンジー大学のIS研究者は後継者について、知らない名前だが、米国務省がバグダディ容疑者の後継者候補とみていた幹部と同一人物の可能性があると指摘。「われわれが知っている人物かもしれない。おそらく新たに名前を変更したのだろう」と述べた。
今回の声明については「『バグダディ容疑者と広報担当幹部を殺害したからといって、ISの計画が壊されたと思うな』とのメッセージを送ろうとしているのだろう」との見方を示した。
ISは声明で「米国とその不信心者や背教者に対する復讐」を警告した。
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