犬は健康長寿の友、新研究
Owning Dog Linked to Living Longer, Lower Risk of Dying of a Heart Problem
「犬は人間の最高の友」という格言は、少なくとも健康面に関して言えば裏付けられたように見える。
だが、研究はまだこれからだ「英クイーンズ大学ベルファスト校の動物行動センター所長デボラ・ウェルズ博士によれば、犬と人間の健康に関する研究は、既に犬を飼っていた人を対象にしたものが圧倒的に多い。犬を飼い始めた時点から、飼い主への長期的な健康増進効果をモニターしなければ、「本当の因果関係を推測することは難しい」という。
では結局、健康のために犬を飼うべきなのか否か? フォールは言う。「健康増進が目的であっても、犬が幸せになれるかどうかを重視するべきだ。いい飼い主になりたいという気持ちがあり、その能力がある人だけが犬を飼うことを検討すべきだ」
犬を飼う「能力」がある人といえばそれは、最初から健康的な生活を送る余裕がある人のようにも思えるが。
(翻訳:栗原紀子)
※10月15日号(10月8日発売)は、「嫌韓の心理学」特集。日本で「嫌韓(けんかん)」がよりありふれた光景になりつつあるが、なぜ、いつから、どんな人が韓国を嫌いになったのか? 「韓国ヘイト」を叫ぶ人たちの心の中を、社会心理学とメディア空間の両面から解き明かそうと試みました。執筆:荻上チキ・高 史明/石戸 諭/古谷経衡