性行為を拒絶すると立ち退きも、家主ら告発
Landlord Accused of Offering Reduced Rents in Exchange for Sex
「家を借りたければやらせろ」というとんでもない大家がいたら Mike Blake-REUTERS
<女性賃借人の弱い立場に付け込んで性行為を迫り、断るとありとあらゆる嫌がらせをしてきた家主と性犯罪者>
米マサチューセッツ州の大家とその従業員が、女性の賃借人に対する性的嫌がらせで告発された。女性が誘いを拒むと設備の修理を拒否したり賃料を上げたりしたという。
訴状によると、大家のモーハン・プラシャドと従業員のデイビッド・ビソーは数年前から、プラシャドがウスターに所有するアパートに住む女性たちに性的嫌がらせを続けてきた。従業員のビソーは性犯罪の前科があり、州からも、再犯の恐れがもっとも高い「レベル3」の性犯罪者登録を受けている。
プラシャドは2009年ごろから現在にかけて、女性たちを相手に性的な誘いや発言を行い、女性たちの望まない性的接触及んだり、性的な行為と引き換えに家賃を下げると持ちかけたりしたとされる。部屋を外から監視したりもしたという。
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地元のニュースサイト「マス・ライブ(Mass Live)」によれば、プラシャドは深夜、予告もなく女性の部屋を訪れ、性行為を拒絶されると、女性の部屋の暖房を切り、立ち退きを迫ったこともあった。
従業員のビソーに関する苦情を、プラシャドは無視した。ビソーは、レイプ、近親結婚または近親相姦、公然猥褻で有罪判決を受けた性犯罪者で、少なくとも5年前からプラシャドのもとで働いていた。
弱さに付け込む卑劣さ
訴状によれば、ビソーは女性たちに性的暴行や痴漢をはたらいた。そのために女性の部屋に侵入したり、予告なく訪問したりもした。ある女性に対して、自身の性器の写真や、裸の少女たちの写真を見せたこともあるという。
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またビソーに胸と尻をつかまれたある女性は、裁判所からビソーに対する一時的な接近禁止命令を得たが、その10日後には、プラシャドに立ち退きを通告されたという。
女性はのちに立ち退きに異議を申し立て、その訴えが認められたが、プラシャドはその後、女性の部屋の暖房修理を拒否した。
エリック・ドレイバンド副司法長官は、「社会で特に弱い立場の人々を標的にする下劣な行為は決して容認されていいものではない」と、言った。アンドリュー・E・レリング連邦検事は、こう付け加えている。「誰であれ、住まいと性的嫌がらせのどちらかを選ぶよう強要されることがあってはならない」
(翻訳:ガリレオ)