中国建国70周年「人民民主独裁」はいつまで続くのか
China Celebrates an Anniversary of a “People’s Democratic Dictatorship”
中国共産党は建国70周年を迎える今も、強権で中国を支配している。公然と政府に反対することはできず、独立した裁判所やメディアもない。習近平(シー・チンピン)国家主席は独裁者となり、中国共産党の過去のどんな指導者よりも自分に権力を集中させている。中国は「完全な独裁」になりつつあると指摘する声もある。
だが中国の指導部内には、不満をもつ反対派がいる。ウイグル族と回族の抑圧、リベラルなシンクタンクの閉鎖、経済統制の強化、その他全般的な弾圧強化に対する不満がくすぶっている。今それを香港デモが揺さぶっている。民主化を求める香港の情熱と忍耐によって、中国がためらいながらも開放に向かう日がくるかもしれない。
(翻訳:栗原紀子)
David Boaz is the executive vice president of the Cato Institute and has played a key role in the development of the Cato Institute and the libertarian movement.
This article first appeared in the Cato Institute site.
※10月8日号(10月1日発売)は、「消費増税からマネーを守る 経済超入門」特集。消費税率アップで経済は悪化する? 年金減額で未来の暮らしはどうなる? 賃貸、分譲、戸建て......住宅に正解はある? 投資はそもそも万人がすべきもの? キャッシュレスはどう利用するのが正しい? 増税の今だからこそ知っておきたい経済知識を得られる特集です。