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人権問題中国、豪国籍の作家をスパイ容疑で正式逮捕 弁護士や家族の面会認めず
オーストラリア政府は、中国当局が、中国系オーストラリア人作家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏(写真)をスパイ行為の容疑で正式に逮捕したと発表した。同氏は「厳しい状況」下で拘束されているという。写真はビデオから(2019年 ロイター/KCNA)
オーストラリア政府は27日、中国当局が、中国系オーストラリア人作家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏をスパイ行為の容疑で正式に逮捕したと発表した。同氏は「厳しい状況」下で拘束されているという。
楊氏はオーストラリアと中国の間で緊張が高まる中、今年1月に中国南部の広州市で拘束された。
オーストラリアのペイン外相は、声明で「楊氏の健康状態と拘束環境について非常に懸念している」と表明。
「楊氏は7カ月以上も起訴されることなく、北京で厳しい状況下で拘束されている」とし、「この期間、中国は拘束の理由を説明しておらず、楊氏に弁護士や家族との面会も認めていない」と指摘した。
楊氏の弁護士は現時点で取材に応じていない。
楊氏は、最近の作品では中国の政治に触れるのを避けているが、2000年代初めに民主化運動で知られるようになった。
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