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米朝首脳会談トランプ=金正恩、南北非武装地帯で3度目の首脳会談 核問題めぐる協議再開で合意
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、南北軍事境界線の非武装地帯で面会した。両首脳は境界線で握手した後、トランプ大統領が軍事国境線を越えて北側に入り、その後、金委員長が境界線を越えて南側に入った。写真は板門店で同日撮影(2019年 ロイター/Kevin Lamarque)
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は30日、南北の非武装地帯で3回目の首脳会談を行い、核問題を巡る協議再開で合意した。
会談に先立ち両首脳は軍事境界線で面会して握手、トランプ大統領が金委員長と境界線を越えて北側に入り、その後、金委員長が境界線を越えて南側に入った。
現職の米大統領として北朝鮮に足を踏み入れたのは初めてとなる。
南側では韓国の文在寅大統領も加わり、そろって共同警備区域にある自由の家に入り、トランプ大統領と金委員長は非公開の会談を行った。
トランプ大統領は会談後、「非常に良好で力強い会談だった。今後詳細を詰めることで合意した」と指摘。核問題をめぐる協議を進めるための交渉チームを両国で設置するとしたが、合意は急いでいないと述べた。
米朝首脳は2018年6月にシンガポールで、19年2月にベトナムのハノイで会談。ハノイでは、北朝鮮の非核化を巡って物別れに終わっていた。
金委員長はトランプ大統領に笑顔をみせながら会合に臨み、大統領が29日にツイッターで急遽会おうと提案したことについて、「私に会いたいとのメッセージをみたときは驚いた。新しい未来に向けたトランプ大統領の意思の表れだ」と述べた。
金委員長は、トランプ氏が平壌を訪問すれば光栄だとし、トランプ大統領も「境界線を越えたことを光栄に思う。世界にとっても素晴らしい日だ」と応じた。
トランプ大統領は、今後の交渉について「時間は十分ある。(合意を)急がない。きちんとしたい」と述べた。
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